富士計測システム株式会社

クランクアングル検出器

VE-54シリーズ

エンジン性能試験において
クランク軸の回転角を高精度に検出します

クランクアングル検出器は、エンジン性能試験においてクランク軸の回転角を高精度に検出します。検出は、スリット円盤をエンジンのクランク軸に取り付け、スリット円盤を挟むようにして透過形の光検出部を取り付けます。光検出部は、発光素子と光ファイバコネクタが設けており、光ファイバーケーブルを介して増幅器に入力されます。
本器は、増幅部の光コネクタ挿入部へフォトダイオードを組み込む事により、外的ノイズを除去し、高精度な検出が出来ます。増幅された信号は、サイン波(生データ)とオートレベル回路でDUTY比を50%とした短形波がそれぞれBNC端子に出力されます。切替スイッチにより波形出力を反転出来ます。TOP1/2分周波形が常時出力されます。TOPの波形は、オシロスコープなどによる計測が確実にできるように回転数に依存されず、出力パルス幅を一定化します。パルスは、論理反転可能な為、信号を利用する機器に合わせて選定できます。

標準仕様

項目 仕様

電源

AC100[V]±10[%] 約300[VA]

使用環境

温度:5~40[℃]、湿度:35~90[%]

ケース

TCK-15 カバー色:アイボリー(メーカ標準)

入力信号

角度及び上死点

入力パルス

360[P/R]及び1[P/R]

出力信号

1[P/R](TOP)
①サイン波(増幅後の生波形)
②短形波(16~116[μsec])
③1/2の分周波形
④切替スイッチによる短形波の反転波形

360[P/R](ANGLE)
①サイン波(増幅後の生波形)
②短形波
③切替スイッチによる短形波の反転波形
④DUTY比(短形波オートレベル回路により、DUTY比を常に50%に調整

対応可能回転数

 20000[r/min](360[P/R]用円盤使用時)

クランクアングル検出器センサ

項目 仕様
センサ

KR311A(コネクタ付き)、KR311AT3(コネクタ付き)

発光素子

赤色LED

ピーク波長入P

660[nm]

センサ電源

DC12[V]

電源ケーブル長

 6m(コネクタ付き)

光ファイバケーブル

項目 仕様

ケーブル長

5[m]、10[m]、15[m]

材質・種類

プラスチック(APF)

動作温度

-20~70[℃]

スリット円盤

項目 仕様

スリット加工仕様

・59[P/R]、1[P/R](5枚/式)
・60[P/R]、1[P/R](5枚/式)
・360[P/R]、1[P/R](5枚/式)